無茶なことをいう人が増えた

「あと4時間したら海外に出かけるから、今からこの下痢を止めて下さい」とか、子供が怪我して、明日朝からそれでも家族旅行だから、「明日の外科外来には来ないけれど何とかして下さい」とか、そういうことを言う患者さんは昔からいるんだけれど、最近増えた。これがせめて、来週から旅行だから、念のため抗生物質一式下さいとか、明日は病院に来られないから消毒セット一式下さいとか、そういう依頼ならばあるいはまだしも何とかなるし、相談の余地もあるんだけれど。

「コンビニ受診」というのはもう日常用語だけれど、コンビニエンスストアが提供している価値というのは、たぶん「予期の代行」なのだったのだろうと思う。

昔だったら「どうしてちゃんと考えて準備しなかったんだ」とか、「こうなることを何で想像できなかったんだ」とか怒られるような状況でも、今ならコンビニエンスストアがあるから、そこにでかければ、たいていのことはけっこう何とかなってしまう。

全国にコンビニエンスストアが普及して、もうそれが当たり前になってしまったものだから、あらかじめ計画を立てるとか、必要なものを前もって準備するとか、そういう能力は、そこにあるコンビニエンスストアに任せられるようになって、結果としてもしかしたら、準備ができるとか、あらかじめ見越せるだとか、そういう能力の価値というのは、今はもうずいぶん低くなってしまった。

「今すぐ何とかしろ妥協はゆるさん」という患者さんはたぶん、何かを計画するとか、状況が変わって、次にどうするとか、そういう予期に、価値を認めていないような気がする。それは価値のない考えかただから、そもそも考えないし、何があっても「今すぐお前が何とかすればいい」という解答が、真っ先に返ってきてしまう。

1. ご拝読いただきありがとうございます (商談で資料を示して)
→ 「ご覧いただき」、「お読みいただき」

2. ○○は本日休みをいただいております (社外からの電話に)
→ 「休みをとっております」

3. ○○様でございますね (来客に)
→ 「いらっしゃいますね」

4. コーヒーと紅茶どちらにいたしますか (来客に)
→ 「どちらになさいますか」

5. お子様に差し上げて下さい (目上の人に贈り物を託して)
→  「差し上げます」、「お渡しいただけますか」

6. お求めやすい (接客の場で)
→ 「お求めになりやすい」

7. ご注意して下さい (接客・公共の場で)
→  「ご注意ください」

8. おわかりいただけたでしょうか (商談で)
→ 「ご理解いただけたでしょうか」

9. ご助言参考になりました (上司に対して)
→ 「勉強になりました」

10. 上司にも申し上げておきます
→ 「伝えておきます」、「申し伝えておきます」

“週刊金曜日「雑誌は何で買われるか。それは暇つぶし。佐野さんの本は俺も持っているが、佐野さんが連載した雑誌は捨てた。今の暇つぶしは何か。ネットかケータイ。暇つぶしのものとしてやっている以上、雑誌が売れるわけがない。今の雑誌のビジネスモデルは終わってる」”
Twitter / 津田大介 (via otsune) (via jacony) (via vmconverter) (via booooow) (via takaakik)
2009-05-16 (via gkojay)
“武田信玄についての逸話がある。
 信玄が、甲斐の領内にいくつもの防御のための石垣や壁をつくったことは良く知られた事実だ。
 ところが、領民や領内を通行する人々が、次第にその石垣や壁に信玄についての上方や他領での評判、領民による告発や戯れ話など、さまざまなことを書き記すようになった。
 これを知った家臣たちは、けしからんと怒り、落書きするものは捕え、書き込みは消してしまえと命じた。だが信玄は、その落書き自体が貴重なインフォメーションであると気付いていたので、そのままにさせたという。
 つまり、信玄は情報と情報を自由に流通させるメディアの重要性を知っていた。
 もって学ぶべし、という話である。”

中でも特に私が声を大にして言いたいことは、これで商業出版ができますよという出版プロデューサーのほとんどすべてが(全員じゃない)、とてもいい 加減なことをやっていて、著者のコンテンツを短期的に換金し、結果売れない本を大量生産して著者だけでなく出版社にも損害をもたらしているということで す。

Amazonキャンペーンで1位をとれとか、1冊目が失敗したら後がないからプロモーション費用かけろとか、そんな事じゃダメだもっと自分のとがっ たところを出せとか、タイトルを煽れとか、出版社の利益を最大化することを間違った方向で実現させようとして、結果、著者の人格を踏みにじっている連中が 多すぎます。

“バイトに新しく入った女の子が平成生まれだったんで
「平成生まれって都市伝説かと思ってた」って言ったら
「私には24の人がバイトしてることの方が都市伝説ですよ」
って言われた。さて、どうしたものか。”
“相当のひまの時間がないと、人生のもっとも素晴らしいものと縁がなくなることが多い。多くの人々が、この素晴らしいものを奪われている理由は、ひまがないという以外に何もない。”

とりわけ印象に残って痛快だったのは…
桑沢デザイン研究所 特別任用教授 森川嘉一郎さんの
アニメ、マンガ、秋葉原、コミケットを枕にした文化論政策論です。

宮崎アニメがアカデミー賞を受賞した新聞記事を冒頭に紹介しながら

「こういうのが困る」

と切り出した後で...

「(オカミは)じゃまをしないで欲しい」

と直言されたので度肝を抜かれました。

そのココロは、
こうしてアニメなどが権威づけされると
良いアニメ悪いアニメの峻別や、政治の介入が進んで、
たとえば、日本が誇るマンガ、アニメ、ゲームの基盤となっている
あやしくも豊潤な土壌がこわされてしまう

それを恐れての至言だと参加者が気づいたのは、
お話の後半になってのことでした。

「坂本龍馬病」というのがあるような気がする。最初から接着剤とか捨て石とか参謀とかそういうのになりたがる。自分からリーダーにはならない。能のない奴に多い。
“そういえば晩メシのあと実家に電話したら、親に「時々ツイッター見てるよ」って言われた。ひいっ…!”